つづりもの

小さな暮らしのあれこれ

子育ての原点

ドラマを見ていて、思い出したことがあります。

 

出産するときに、助産師さんに言われたこと。

「出産は赤ちゃんが主人公です。」

だから、母親は赤ちゃんが生まれようとするのを助けるんだと。助産師さんはその母親を助けるんだと。

赤ちゃんが生まれようとするのは、いつか分かりません。もちろん、検診などでだいたいは分かるようです。そして、何らかの可能性があるときには、生まれる日や時間を、こちらで決めることもあります。

 

子育てをしていて、子どもが中学生にもなると、日々のお世話のようなものはほとんどなくなります。

中学生活にやっと慣れてきたころ、次に迫ってくるのは『受験』というもの。

うちは塾に通うこともしていないため、親として何も知らず、また何も知ろうとしない時間が流れていました。そんな時、ふと何人かの人の話を聞く機会がありました。そして、それらの情報に流されて、夜、眠れない日も続いてしまい、二日ほど寝込んでしまった私です。

ヨガの助けも借りて、やっと少しずつ戻ることができました。元気になってきたので、美容室にも行って、髪をすっきりさせ、心身ともに楽になりました。

 

私はいつも、子どもたちにしてやれることは、そんなに多くないと感じています。

その子その子の世界があって、いろんな経験をして、何かあればその時に、全てをまるっと受け入れて包んでやりたいと思っています。それだけはしてやりたいと思っています。そして、それは決して簡単ではないかもしれないという、不安もあります。

でも、この不安は、私ひとりで考えていること。子どもたちには母親だけじゃない、父親も兄弟姉妹という家族、そして、おばあちゃん、先生や友人、たくさんの人たちがいるんだから、何とかなるだろうとも思っています。

 

その人その人の時間がある。

我が子だって同じ。

 

私は、その人その人の、その子その子の、

ちょっとしたお手伝いが出来たらいい。

 

「何かあったら、何でも言って。」

子どもたちにはずっとそう伝えています。

「どんなことでも、何とかしてあげる。」

だから、思うようにすればいい。と。

 

子育てに正解はないのかもしれません。

私の想いは、間違っているかもしれません。

 

だからこそ、時々、立ち止まります。

それにしても、今回はちょっとしんどかったなぁ。