つづりもの

小さな暮らしのあれこれ

えほんのひろばへ

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少し足を伸ばして、車で1時間かかるか、かからないかの距離の場所まで。

加藤啓子先生に会いに行ってきた。

車で会場に行ったら、

「こちらへどうぞ」

と神社の中に案内された。美しく整えられた神社。

そこに車を置かせていただいた。少し緊張。

 

ひろばに着いて、先生を見つけて声をかけた。

いつもの笑顔。

ほっとする。

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先生の文字。

ほっこりする。

 

ひろばが始まって…

いっしょに読もうかなぁと思ったけど、

小さな子たちにはとにかく笑ってみた。

本を持ってきてくれる。

笑っとく。また持ってきてくれる。

 

赤ちゃんが少しくすくす言っている、

お母さんに小さく声をかけてみる。

「いっしょにいいですか?」

「わぁーうれしいです」

電車の本やおべんとうの本を、どちらかというと、お母さんのペースで読み進める。

あべ弘士さんの『てんてんむし』に手を伸ばす

小さな女の子に、お母さんは、

「シュールな本なのに」

と、ぽつり。

「うちもそうでしたよ。おもしろいですね。」

そう言って、女の子とページをあっちこっちしてみる。おしゃべりはしなくても、絵をよく見ている。

すると、お母さんが、

「これ、おなじひとのほんよ」

って『あかいとり』を持ってきた。

赤ちゃんがすっと手を出す。

自分でページをめくる。もどす。

そして食べる。笑。

お昼ご飯の時間になっていた。

「そろそろ、おなかすいてきたね」

そう言って、さようならをした。

 

他の小さな子が、

ひとりでぴかぴかの本を楽しんでいる。

私は声を出さないで、その様子を見ていた。

ふっとその子が顔を上げた。

ぴかぴかの笑顔。

私と目があって、再び笑顔になる。

(なんてラッキー!)

心の中で、私はバンザイした。

その子の空間を邪魔することなく、

でもそばにいたからこそ、その

ぴかぴかの顔を見せてもらえた。

お母さん、見てたかなぁ。

 

少しだけ小さい男の子とお母さん。

本を電車のように床に並べている。

300冊もある本の中から、

自分のセンスで選んで並べている。

先生もボランティアの方も笑顔で、声をかけつつ見守っている。

長い電車になってしばくして、お母さんがそっと本を手に取り面展台に戻そうとすると、その子も一緒に戻し始めた。戻すのも自分で選んだ場所に、何度か迷いながら。

「これはダメ」「戻しなさい」なんて言葉は全くなかった。

 

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言葉だけじゃない。文字だけじゃない。

ことばがあって、もじがあって。

 

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でっかいさんのその後の話を聞いた。映像も見た。

パズル?なに?痛い?大丈夫?

加藤啓子先生とたかてらかよさんのブログを

読んでクスクス笑ってる、私。最高!