つづりもの

小さな暮らしのあれこれ

教育とは

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先日、寮美千子さんの講演会に行きました。

パッと付けたテレビに出演されていたのを見て、

今、行かないと「後悔する」と感じました。

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以前から気になっていた、奈良少年刑務所

この写真集もやっと手元に。美しい。

高級ホテルになるらしい。資料館として残して欲しかったな。

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寮美千子さんの語り口が、テンポ良く心地よくて、

時折、鼻をすすりながら聞きました。

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中将姫さんのお話も購入しました。他には、アイヌの絵本もありました。アイヌも大好き。

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この日は、尊敬してやまない大先輩の先生とご一緒させて頂きました。先生との時間は、「ありのままを受け止め、聞いてもらえる」これが、どれだけ有難いことか、いつも思います。

これはまさに、子どもたちの環境そのものにも言えるのではないかな。

「そうなんやね。」

「そんなことがあったんだ!」

正しいか間違っているかではなく、ありのままを。

 

教育って、難しいことなのかな。

そうでもないと思う。春の日。

 

 

えほんのひろばへ

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少し足を伸ばして、車で1時間かかるか、かからないかの距離の場所まで。

加藤啓子先生に会いに行ってきた。

車で会場に行ったら、

「こちらへどうぞ」

と神社の中に案内された。美しく整えられた神社。

そこに車を置かせていただいた。少し緊張。

 

ひろばに着いて、先生を見つけて声をかけた。

いつもの笑顔。

ほっとする。

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先生の文字。

ほっこりする。

 

ひろばが始まって…

いっしょに読もうかなぁと思ったけど、

小さな子たちにはとにかく笑ってみた。

本を持ってきてくれる。

笑っとく。また持ってきてくれる。

 

赤ちゃんが少しくすくす言っている、

お母さんに小さく声をかけてみる。

「いっしょにいいですか?」

「わぁーうれしいです」

電車の本やおべんとうの本を、どちらかというと、お母さんのペースで読み進める。

あべ弘士さんの『てんてんむし』に手を伸ばす

小さな女の子に、お母さんは、

「シュールな本なのに」

と、ぽつり。

「うちもそうでしたよ。おもしろいですね。」

そう言って、女の子とページをあっちこっちしてみる。おしゃべりはしなくても、絵をよく見ている。

すると、お母さんが、

「これ、おなじひとのほんよ」

って『あかいとり』を持ってきた。

赤ちゃんがすっと手を出す。

自分でページをめくる。もどす。

そして食べる。笑。

お昼ご飯の時間になっていた。

「そろそろ、おなかすいてきたね」

そう言って、さようならをした。

 

他の小さな子が、

ひとりでぴかぴかの本を楽しんでいる。

私は声を出さないで、その様子を見ていた。

ふっとその子が顔を上げた。

ぴかぴかの笑顔。

私と目があって、再び笑顔になる。

(なんてラッキー!)

心の中で、私はバンザイした。

その子の空間を邪魔することなく、

でもそばにいたからこそ、その

ぴかぴかの顔を見せてもらえた。

お母さん、見てたかなぁ。

 

少しだけ小さい男の子とお母さん。

本を電車のように床に並べている。

300冊もある本の中から、

自分のセンスで選んで並べている。

先生もボランティアの方も笑顔で、声をかけつつ見守っている。

長い電車になってしばくして、お母さんがそっと本を手に取り面展台に戻そうとすると、その子も一緒に戻し始めた。戻すのも自分で選んだ場所に、何度か迷いながら。

「これはダメ」「戻しなさい」なんて言葉は全くなかった。

 

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言葉だけじゃない。文字だけじゃない。

ことばがあって、もじがあって。

 

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でっかいさんのその後の話を聞いた。映像も見た。

パズル?なに?痛い?大丈夫?

加藤啓子先生とたかてらかよさんのブログを

読んでクスクス笑ってる、私。最高!

 

 

 

 

 

 

えほんのひろば

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幼稚園で えほんのひろば

できた!

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うんちの本を何度もおかわり

そのとなりで お母さんはおにぎり本

そして 丼本をおかわり

 

こんなんでいいのかなー

そう言ってくすくす笑ってる

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 読んでー

おひざの上に乗せてもらって

くっくついて心地好さそう

 いいなー

って覗いているコもいる

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ぎゅうぎゅうだった

はじめは大賑わい

読み聞かせの声がひびく

でも だんだん

お母さんが疲れてきて

穏やかな時間…⁈

子どもたちはいつまでも のんびり

そのうち

お母さんもまったり

 

部屋の装飾はできるだけなくす

面展台は壁付けする 安定させる

角ではなく丸

絵本の並べ方は小さいのが上で大きいもの下に

部屋へ導く方法は…

カバーをつり下げる

どうやって?何を使って?

どこに力を使う?手間をかける?

 

目からウロコ!

 

甘かったー

もっと自分はできると思ってたー

何が分からないかも分からなかったー

 

反省!

でも前向きな反省!

またやってみたい

次は どうしようかな

やりたいぞ!

 

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いつのまにか

加藤啓子先生に選書から設営まで

お世話になっていました

ありがとうございました

メッセージを描いて下さり

表紙のつり下げ方も

一緒にして下さいました

ひとつひとつに

テンションが上がりまくりでした

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楽しいこと はじまるよー

ボランティアさんにそう声をかけました

今回 一緒にしてみたい!

と思う人に集まってもらいました

手伝って下さい

と言いたかったけど やめました

ひとりででもやってやる!

そう強がってみました

 

そんな時

いろんな人が力を貸して下さいました

 

加藤先生につないで下さった方がいます

ありがとうございました

市立図書館にもたくさんお世話になりました

こころよく

本と面展台を貸して下さいました

ありがとうございました

一緒にやりたいと言ってくれた友人

ありがとうございました

チャンスを下さった園長先生

ありがとうございました

 

準備の途中で病院に連れて行ったら

元気に見える息子は何とインフルエンザ!

アイスを一緒に食べたら

その後 私を送り出してくれました

パパがいるから大丈夫!

そして 夫は朝の仕事を終えてすぐ

本と面展台の運搬をしてくれました

家族のみんな

応援してくれて ありがとう

 

加藤先生からも

良かったね 嬉しいね

お疲れさま

とのメールが…嬉しい

 

帰宅したらネコたちが癒してくれる

ほっとする

ありがとう

 

また明日

楽しい時間になりますように

2018年は…

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どんな年にしたいか。

ちょっと考えてみました。

 

昨年の終わり頃、何年かあたためていたことを一歩進められることになりました。それは…

『えほんのひろば』です。

わくわくする絵本や写真集をずらりと並べるもので、絵本展のようなもの。

えほんのひろばについては、後ほど。

 

2018年はどんな年にしようか。

思い付く項目ごとに文字にしてみよう。

 

自分…健康診断を受ける。婦人科検診をしないとね。

妻…もっとふたりで出かけたい。

母親…娘が受験生になる年なので、寄り添って。

生活…とにかくシンプルに。

料理…作り置きと下味冷凍おかずでわが家の食卓を豊かに。

手作り…味噌と梅干し、そしてぽん酢作りを継続。

ボランティア…『えほにすと』として。

ヨガ…背面を整える。

オカリナ…一歩進みたい。

洋服作り…ひとつかふたつは定番を作りたい。

レザー…心を込めて作りたい。

 

他には、家計簿を付ける。

片付けと掃除を続ける。

シンプルな暮らしの中から、自分に必要なことを丁寧に行う。

生活をゆるやかに整えることを意識して。

 

昨年はじめた洋服作りはミシンを使うもの。

自分と子どもたちの洋服を作る練習をしています。

布との出会いも楽しい。続けたいな。

 

夜中に夢を見て目が覚めました。

『えほんのひろば』の準備をする夢を見ました。

自分がしたいことは何かなあと再確認。

「〜しなけらばならない」という人たちが増えている気がする。受け身の「やらされている」ものではない、ただ「楽しい」ものがしたい。

 

小さな『えほんのひろば』にしよう。

自分は えほにすと(ehonist) として。

 

そこにいる人たちと絵本が主役で、わくわくする時間を作りたい。

場を整え、心地よい空間にしたい。

 

昨年の終わりに家族が増えました。

小さな黒ネコの女のコです。名前はノアにしました。

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ケガをしているので、カップのエリザベス姿。

黒ネコ…可愛すぎて、困っています。

 

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

松子

 

 

得るもの

どんな時にも、誰からでも、

得るものがあると考えています。

 

秋という季節は、いろんなことを考えるのに

とても良い季節。考え過ぎはよくないけれど。

考えることが好きなので、とにかく考えます。

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三連休の最終日は試演会でした。

友人たちとオカリナアンサンブルのグループを始めたのが、今から5年前。

通っている音楽教室では、年に何度も発表の場があります。大きな発表会は一度。昨日は試演会でした。

ちなみに、舞台に立つことは好きです。緊張して震えるけれど嫌いじゃないありません。そして、反省会も嫌いじゃありません。

 

今回の試演会について。

まだ、うまく文章に出来ないくらいです。

今までは舞台で演奏すること、そのものが楽しかったし、緊張してもわくわくして楽しくて仕方がなかったのに、今回は不完全燃焼というか、悔しくもならない程でした。もちろん練習不足。でも、それだけではなかった…それが何なのか、全て まるっと すっきりは…分かりません。

とにかく、子どもたちの演奏や先輩方、他の方の演奏が眩しかったです。

 

だけどそんな中、私に対してメンバーが注意してくれたり、私もメンバーに提案することが出来たり…メンバーとして、友人としての絆のようなものを感じられることがありました。それは薄っぺらなものじゃなくて、確かで固いものだと感じました。

さらに、ステキなデュオの演奏を聴いてファンになりました。初めて聴いたわけではないけれど、今回の演奏が今まで以上に丁寧で透明感のある音に感じて、心に残りました。次の演奏が、今から楽しみです。

それから、演奏後に会場に来てくれていた娘が、帰る前に私に駆け寄ってきて、

「お疲れさま!良かったよ(^^)」

と声をかけてくれました。もちろん今までも帰宅後にはたくさん話してくれましたが、演奏後すぐに、わざわざ声をかけに来てくれたのは初めてのことでした。娘の成長を感じて嬉しかったです。

 

そしてとっておきは、試演会の後、会場で片付けをしているときに、メンバー以外の生徒の方から声をかけて頂いたことに驚いたことです。

「はじめからずっとで、お疲れでしょう!」

と言われ、びっくりしました。

音楽を楽しむことで疲れることはないのですが、私のことを見て下さっている方がいて、そんな風に声をかけて下さるなんて、嬉しくて嬉しくて…その方の優しさに包まれました。すごい方がいらっしゃるものです。そんな人に、私も少しでも近付きたいと思いました。

 

演奏はもちろん、自身のことでは反省しかありませんでしたが、次への一歩を踏み出してみせます。

 

そろそろ新しいオカリナが欲しいなぁ。

もっと色んな音を聴いてみたいなぁ。

 

子育ての原点

ドラマを見ていて、思い出したことがあります。

 

出産するときに、助産師さんに言われたこと。

「出産は赤ちゃんが主人公です。」

だから、母親は赤ちゃんが生まれようとするのを助けるんだと。助産師さんはその母親を助けるんだと。

赤ちゃんが生まれようとするのは、いつか分かりません。もちろん、検診などでだいたいは分かるようです。そして、何らかの可能性があるときには、生まれる日や時間を、こちらで決めることもあります。

 

子育てをしていて、子どもが中学生にもなると、日々のお世話のようなものはほとんどなくなります。

中学生活にやっと慣れてきたころ、次に迫ってくるのは『受験』というもの。

うちは塾に通うこともしていないため、親として何も知らず、また何も知ろうとしない時間が流れていました。そんな時、ふと何人かの人の話を聞く機会がありました。そして、それらの情報に流されて、夜、眠れない日も続いてしまい、二日ほど寝込んでしまった私です。

ヨガの助けも借りて、やっと少しずつ戻ることができました。元気になってきたので、美容室にも行って、髪をすっきりさせ、心身ともに楽になりました。

 

私はいつも、子どもたちにしてやれることは、そんなに多くないと感じています。

その子その子の世界があって、いろんな経験をして、何かあればその時に、全てをまるっと受け入れて包んでやりたいと思っています。それだけはしてやりたいと思っています。そして、それは決して簡単ではないかもしれないという、不安もあります。

でも、この不安は、私ひとりで考えていること。子どもたちには母親だけじゃない、父親も兄弟姉妹という家族、そして、おばあちゃん、先生や友人、たくさんの人たちがいるんだから、何とかなるだろうとも思っています。

 

その人その人の時間がある。

我が子だって同じ。

 

私は、その人その人の、その子その子の、

ちょっとしたお手伝いが出来たらいい。

 

「何かあったら、何でも言って。」

子どもたちにはずっとそう伝えています。

「どんなことでも、何とかしてあげる。」

だから、思うようにすればいい。と。

 

子育てに正解はないのかもしれません。

私の想いは、間違っているかもしれません。

 

だからこそ、時々、立ち止まります。

それにしても、今回はちょっとしんどかったなぁ。